大学 更新日 2018.01.05

大学受験の偏差値はどこまで参考にすべき?

大学を受験する受験生の中で、自分が全体でどれくらいの位置にいるのかを把握するための大事な指標となる「偏差値」。希望の大学に合格するための指標にもなり、偏差値は一つの基準として重要視されています。
今回はこの偏差値をどう向き合えばよいのか解説します。

そもそも偏差値とはどういうもの?

偏差値とは自分の学力を数値化したもので、試験の点数とは異なります。例えば、数学が60点で国語が50点だったとします。単純に点数で見れば数学の成績が良いということになりますよね?しかし、偏差値では数学と国語の偏差値が同じく「50」で算出されることがあります。
偏差値と点数で違いが生まれる理由は、偏差値は平均からの乖離(かいり)で立ち位置を数値化するからです。上記の例で言えば、数学の平均点が60点で国語の平均点が50点の場合ちょうど平均点のため、偏差値が同じく50と算出されることになるのです。

偏差値の算出式

偏差値は自分でも計算することができます。決められた式は以下の通りです。

偏差値=(自分の点数-平均点)÷標準偏差×10+50

このように、平均点からの乖離を数値づけする数値が偏差値ということになります。また、大学受験における偏差値に関する知識もあわせて覚えておくとよいでしょう。
・平均点が偏差値50
・偏差値60以上であるとかなり好成績
・偏差値40以下であると、かなりの努力圏

偏差値が足りないと受験できない?


結論から言うと、受験と偏差値は無関係です。大学の合否は入試の点数ですべてが決まるからです。そのため、憧れの大学に偏差値が足りていない場合でも「記念受験」する人も多く見かけます。
ただし、受験することはできますが合格できるのかは別の問題です。受験する大学の偏差値が70で自分の成績が偏差値40の場合、現状では合格することはあまり期待できません。
一般的に自分の偏差値±5で受験校を決定すると、合格率が高いといわれています。合格する大学選びをする場合は上手く偏差値を活用したほうが、合格率はあがります。

大学受験では、偏差値を上げることが第一なの?


受験で大事なことは、もちろん偏差値だけではありません。偏差値は自分の学力の位置を示す数値に過ぎません。一番の目標は志望校に合格すること、それだけです。また、志望校に合格するためにどのように偏差値と付き合っていくべきなのかも理解しておくとよいでしょう。

偏差値は自分の位置を客観化する数値

受験生に多くみられるのが、偏差値をあげることが目的のいわゆる「点取りゲーム」にはまってしまい、本来の目的から離れてしまう人。自分の将来を考えて、そのためにどの大学に進学すればよいのか?自分の実力ならどの大学を受験すべきなのか?偏差値はこのような場面で活用すべきものなのです。

志望校と偏差値がかけ離れていたらどうすればよいの?

志望している大学の偏差値が70で自分の実力が40だった場合はどういった対策をすべきでしょうか?まず、「なぜその大学を志望するのか?」そこを考えてみるべきだと思います。例えば将来弁護士になりたいという希望で法学部で有名な○○大学に進学したいといった場合なら法学部に進学することが一番の目標になります。
自分の偏差値と志望大学の偏差値に大きな開きがある場合、自分の実力にみあった法学部に志望変更をるのも選択肢の1つ。どうしても第一志望を変更したくない場合には合格するための実力をつけるために猛勉強する必要があります。偏差値を30あげることは、大変なことではありますが成功している受験生も少数派ではありません。効率よく勉強すれば、偏差値はいくらでもあげることができるのです。

偏差値は基準の一つ。偏差値だけですべてを決めるのはNG

偏差値が低いから○○大学が妥当だなどと考える必要はありません。あくまで、偏差値は参考数値でしかないからです。まず、自分が将来何になりたいのか?そのためにはどの大学に進学すべきなのか?またどれくらい偏差値を上げればよいのか?ということを考え、偏差値にとらわれることない心構えが大切です。受験の本質は「大学に合格すること」であることを忘れずに受験に挑みましょう。